君は知っているか。15年前環境を駆けたマシンナーズコマンドという、貧乏人の救世主を─
シンクロ召喚によってゲームの複雑化が進んだ時期の構築済みデッキでありながら、罠カードを駆使して純粋なアドバンテージの1:1交換を主軸にする戦法、優秀な再録カード、完成度が高く3つ買って即実践級、そしてロボデッキというかっこよさも相俟って特に人気のある構築済みデッキでした。
かくいう私もこれ3つ買ってサブでちょこちょこ回しておりました。
当時ゲーム特典で高かった次元幽閉が再録されたのもこのデッキが初で、それで騒いだのが15年前というのも更に信じがたい事実です。
さて、人気が出た構築済みの例に漏れず、こちらのマシンナーズコマンドもリメイク版が制作されております。
戦い方はそのまま、現代に合せてフリーチェーンサンダーボルトというとんでもない魔改造を受けて帰ってきたマシンナーズ。
マスターデュエル実装時からいつか触ろうと思いつつ今やっと手にとる運びとなりました。
なんでかって?エクシーズカップでちょっとテラナイトがイイ感じにならなかったから別の試してみたんですよ。
貧乏人の味方ならいつでも組めたろって?
ええ、貧乏人の味方ですとも!
OCGの場合はね。
回すのは簡単だしロボかっこいいからオススメはオススメ!
エクシーズカップはべつに勝てませんでした。
デッキを握ったきっかけは、先日のイベントから。
テラナイトの記事を書いたぐらいなので、まあ使ってみようかなと思って潜ってみたところ、まあホルスに勝てない。
これに関しては、単純なデッキパワー以上に高打点の対処がしんどいという、デッキ特有の弱点が噛み合ってしまった感もあります。
そういうわけで、持ち替えることを強いられた私。
またアンデットのときみたいになんかストラクの表紙でビビっときたデッキが強くないかなと思ったところ、マシンナーズそういやあったなと思いだしたわけです。
ところで、ストラクチャーリメイクの看板、マシンナーズ・カーネルのテキストを見てください。
王の棺どうしようもねーじゃねーか!!!
でも、手ごたえは感じたんです。
リフォメーションかギアフレームを通して、アンクラスペア特殊召喚しつつランク4いって、ついでにカーネルやらルインフォースやらデカブツが転がって来る。
エクシーズがダメでも、デカブツを出すのがイージー。
現代風の大量展開をやりつつもマシンナーズっぽいデカブツポン置きが狙えるイージーさは、リメイク前の雰囲気をしっかり踏襲していました。
勝ってもないのに何を言たところでという話ですが、リンク召喚が使えるかどうかがこのデッキにとって滅茶苦茶重要、という気づきを負けてるのに得たというのが私の琴線にビビっときました。そんなわけで、リンク入れてランクマに。
強いかと言われると目を逸らすし、何なら簡単さも疑問が出てきたけど、それでも回してて楽しいね。
で、現在のリストはこんな感じ。まだまだ悩んでる要素盛りだくさん。
手札に来たデカブツの対処がリフォメーションとトレードインを入れてもまだ足りないというわけわからん事実がわかってきました。
ラディエーターかエアレイダーでスタートしないと想像以上にデッキが回らんので、とにかくこの2枚をハンドに入れていきつつ、ダブったらダブったで邪魔になるこいつらを処理できるトレードイン、という構造を狙ってます。
で、なぜこいつらが必要かと言えば
LV10のでくの坊どもが簡単に出るけどハンドに来たらちゃんと困る。
簡単だけど簡単だから簡単じゃないところを見せていかないと読み合いを作れない、これTCGの簡単系デッキあるあるですね。
流石にプラチナガジェットがあるのとないのでは困りが違うもんで、エクシーズカップの時の鬱憤を晴らせてはいますが、簡単なデッキを握ったつもりがまたしてもこれ。
とは言え、ロボデッキでブンドドできる楽しさ、15年前から変わらず一生エースのロボが場に出て嫌がらせというコンセプトの素直さは楽しいです。
機械族ランク8もわりとポンポン作れるしね。
URはけっこうごっそり持ってかれますが、シークレットパックの相方がレスキューフォースなので、マシンナーズ当たらなくてももっと強いデッキ組めてラッキーくらいのつもりで剝いてみてはいかがでしょうか。
俺の使えるデッキが結構勝てて配信のネタは尽きなそうなマスターデュエル。微力ながら盛り上がりに貢献できたらなと考えています。あと楽して勝ちたい
ほどほどにマイナーで結構やれるデッキの研究は遊戯王に限らず手広くやっているので、次回と以前の記事・動画もご覧頂ければ幸いの極みです。